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海外IA最新レポート:これからのIAが担っていく役割(CSS Nite Vol.38)

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講演者
長谷川 敦士(株式会社コンセント,UNDERCONCEPT
開催日
2009年8月20日
場所
アップル銀座店
IA Summitとは
  • 年1回 / 2日間チュートリアル + 3日間セッション
  • 参加人数は500人くらい
  • IA Summit は IA Institute から発足された
内容
  • プロセス、手法
  • 新しい理論
  • ケーススタディ(ディズニーランド、Amazon, Yahoo):こんなのやるけどどうだろう、と内容を開示して巻き込んでいく
  • コミュニティ

というわけで、実際にIA Summit参加された講演者による話題になった内容=トレンドを紹介していただいた。

企業情報アーキテクチャ

エンタープライズ情報アーキテクチャ

企業全体で検討すべき情報アーキテクチャ

ナビゲーション、シソーラス、ストラクチャ、ガイドライン
温度差のあるコンテンツ間の統一性はどうすればいい?
ガイドラインの徹底と緩和
トップダウン(全体ルール)とボトムアップ(個別ルール)
ブランディング、ROI、企業への導入方法
どう直せばいい?どっから着手すればいい?
ROI(Return on Investment) / 効果指標
フラストレーションのコスト
見つからないコスト
この辺もきちんと考慮しなきゃね
実例
Amazon
nocookieユーザーに新機能を小出しし、問題ないことを確認してcookieユーザーに展開
xxxxxxxxxxxxxx(飛行機の予約システム)
デザインと新機能を発表するときは発表方法に注意
カネボウ
フッターは共通しているが、個々のブランドを強調している
アップル
全体を束ねている

とはいえ、結局のところ、企業情報アーキテクチャでは、外注で済む問題ではなく、社内でリテラシーを高めるしかない。

納品物フォーマット

  • 「対象者と納品物」
    IAが知りたい情報とユーザが知りたい情報は違う。対象者別の納品物を整理したい。
  • 再利用ができる形で用意
  • 徹底的にテンプレート化(本:「MODULAR WEB DESIGN」)

※Instant Deliverable Mix、内容追いつけなかったのだけど、すげぇ気になる!早くPDFが公開されることを切望!

Webエコシステム

全体を捉えた情報設計も大事だけど、ページ単位での情報設計もしっかり考えなきゃね

IAからUX(User Experience)へ

Webチームに必要な人材(ビックIA = UXデザイナー)
  • ディレクター
  • ユーザー調査
  • 抽象的なデザイン(リトルIA)
  • 技術戦略
  • サイト戦略
  • コンテント戦略
  • 制作
IxD(Interaction Design)
  • ユーザー調査
  • ユーザーモデル/ペルソナ
  • シナリオ/用件適宜
  • フレームワーク
  • UI 画面デザイン
UX(User Experience)
  • 混乱や面倒なしで顧客の的確なニーズを満たすこと
  • 所有する楽しさ、使用する楽しさ

→「使いやすさ」と「楽しさ」